プーさんに会いに、ハートフィールドに行ってきました

日本人みんな大好き、ディズニーでおなじみ、「くまのプーさん 」!

「くまのプーさん」の原作「Winnie-the-Pooh(ウィニー・ザ・プー)」は、1926年にイギリスの作家A・A・ミルンによって発表されていて、イギリスゆかりの作品なんですね。

イギリスで暮らしていると、本当に物語が始まりそうな環境なので、創作意欲がかき立てられるのもわかる気がする…

プーさんもきっと、イギリスの風景をモチーフに描かれた作品なので、その元となる場所をたどってみたくなり、家族で行ってみることにしました。

目次

プーさんのふるさと Hartfield(ハートフィールド)へ

ロンドンから南に電車で1時間、バスに乗り換えて30分のところに、プーさんのふるさと「Hartfield(ハートフィールド)」があります。

メインスポットは
Pooh Corner(プー・コーナー:カフェとお土産ショップ)
Pooh Bridge(プー・ブリッジ:プーさんの棒投げ橋)
の2つですが、ロンドンから日帰りで楽しむには十分なボリューム感!スリル満点の冒険でした!

今回私たちは、8歳と3歳の子ども連れで、3歳の方が長距離の徒歩が難しいのでベビーカーも持って行ってきましたが、そんな私たちでも行けたよーということを記録しておきます。

どこよりも詳しいハートフィールドの紹介を目指しています。それでは、レッツゴー!

London Victoria St. (ロンドン・ヴィクトリア駅)から出発!

9:20 East Grinstead 行きに乗ります

電車は,

9:20 Victoria – 10:20 East Grinstead

今回はキャンセルじゃなくて良かった(笑)

電車の予約は、おなじみ trainline のアプリで行いました。

8時に自宅を出発し、8:30過ぎごろにはVictoria駅に到着していたので余裕があり、COSTAのオープンカフェで朝ごはん!真夏だけどイギイス特有の肌寒い朝の空気がとっても心地良くて、ちょっとだけ留学時代を思い出しました。

COSTAで朝食
100%リサイクルのペットボトルウォーター

子供たちはクロワッサン、パパとママはコーヒーにマフィン。イギリスの旅行には欠かせないペットボトルのお水と、小腹が空いた時用のサンドイッチを用意して、いざ電車に乗り込みました。

ペットボトルのお水のメッセージ

i’m not new to this(私はこれについて初めてじゃありません)
have we met before?(前にあったことあったっけ?)

で、ラベルを裏側から覗いてみると、葉っぱが緑になっていて、100% recycled plastic と書いてあるんです!おしゃれなデザイン!

これは、COSTAで売っているペットボトルはリサイクル製品で作っていますという表現なんだけど、素敵だなと思いました。

少し休んでから、プラットフォーム15番へ。アプリのチケットを見せてホームに入場し、無事に電車に乗ることができました!

今日はこんな電車!
無事にボックス席を確保

電車は空いていて、快適に East Grinstead に到着することができましたー!

East Grinstead (イースト・グリンステッド)駅に到着

到着地、East Grinstead (イースト・グリンステッド)駅は終点なので、下車に焦る必要は全くなし。

電車は折り返し、Victoriaに向かう便になります。

着いたー
電車快適だった!

下車したホームから真っ直ぐに改札に出ることができ、駅の前の左手にすぐバス乗り場があるので迷うことはありません。私たちの到着後のバスは、20分後だったので、ちょっとだけ駅で待ち時間がありました。

East Greanstead (イースト・グリンステッド)駅構内

電車を降りてすぐ改札です
駅構内には売店も

駅の係員さんはとても親切な印象。

Anybody get this train?

と、駅を訪れる人に大きな声で呼びかけて、乗り遅れないよう待ってくれている姿を見ました。

駅構内には売店もあって、これから先の30分のバス乗車に必要なものがあればここで買えます。また、駅を出て右手には大きめのスーパーのSainsbury’sもあるから、おむつ忘れた!などの不測の事態にも対応できるからありがたい!

コーヒースタンドもトイレもあり、なんだか地元の人用の図書館のようなもののあり、待ち時間がちょっとあっても大丈夫な雰囲気でした。

バス乗り場へgo!

駅を出て左手がバス停
バス乗り場はすぐそこです
291番のバスに乗ります

バス乗り場はSainsbury’sの逆側、駅を出て左手にあります。乗り場はすぐわかりやすいです。

土曜日の今日は、9時〜16時の間は毎時41分に出発とのことだったので、約20分の乗り換え時間は充分でした。(※時刻表は2022年7月のものです)

ハートフィールドまでの乗車時間は約27分。準備万端!

日曜祝日は、バスが毎時出ていません!
ハートフィールドを訪れるのは、平日か土曜日がとってもおすすめです!

バスに乗ってHartfield(ハートフィールド)へ

バスチケット料金と購入方法

チケットは、バスに乗り込むときに購入しました。

バスの運転手さんに往復チケットで購入したいと伝えると、Family MVoyager Day Ticket というチケットになり、£13 でした。

(往復だけで使うならDay Ticketでなくても良いかも?と思いましたが、我が家はあとでこのチケットに助けられることになります。)

ちなみにこのチケット、アプリで買うと £12.50 で、運転手さんから現金やカードで買うと £13.00 なんだそうです!

準備の余裕がある人はアプリをダウンロードして購入することをお勧めします。

我々が買った種類のチケットは、家族5人(大人は2人まで)で使えて、その日は終日乗り放題になるチケットのようです。エリアを調べると、なんとブライトンまで行けてしまうよう!時間があればそこまで行ってもいいけど、かなり遠いので今日中に行くのは無理そうです。

さて、無事に乗れたバスはEast Grinstead (イースト・グリンステッド)の市街地を抜けてどんどん山の方へ向かいます。まるちゃんたまちゃんはもちろん二階席の前方がお気に入り。

古い街並みが綺麗
どんどん田舎道に…

のどかな風景に、向こうまで広がる森!!すっごい美しい景色で、バスの旅も楽しかったです。

写真でもわかるように、のどかな田舎道では、茂った道路脇の木々が、背が高いダブルデッカーの屋根にガンガン当たって大きな音を立てるので、若干怖かったです…

途中のバス停では、開いた窓から木の枝が入ってきて、まるちゃんとたまちゃんは大爆笑でした。まるで動物園でキリンがエサを求めて車に頭を突っ込むような感じでした。笑

高さがあってないけど運行しちゃうところ、さすがイギリス。ウィンダミアでも思ったけど、別にダブルデッカーじゃなくてもいい気がする。

乗車時間約27分で、Hartfield, Hay Waggon 到着

Hay Wagonのバス停、うしろに公園が

無事に Hay Waggon のバス停で下車できました!しかしここで注意しなければいけないのは、バス停のストップ表示が Hay Waggon ではなかったこと…! バス停の名前は Hay Waggon なのに、なんというわかりづらい!!

バスの中ではこういう表示が出ます。

Next is church street Alright for Hartfield village and Pooh Corner

この表示を見たらSTOPボタンを押しましょう。

自信がない人は、バスの運転手さんに予め行き先を伝えるのがおすすめです。Google map か先程のバスのアプリでたどるのもおすすめです。

忘れちゃいけない、帰りのバス時刻チェック

降りたら、バスが来た道を戻るように歩いて行きます。こんな風景なので、気持ちよく歩くことができます。

のどかなハートフィールドの町

途中にお店もあったので、ここでも飲み物やスナックを購入可能です。プーさんの橋まで歩くのにもうちょっと飲み物がほしいなーと思ったりしたら、ここで調達しましょう。

帰りのバス停は可愛い小屋
2022年7月時点の時刻表

道路の反対側にあるバス停で、帰りのバス時刻をチェックするのをお忘れなく!

今日は土曜日なので、9時から17時までは毎時17分発です。

来た道を戻ります
赤いポストが見えてきた
Post Office?

お店のあるエリアも過ぎて、バス停も越えていくと、右側に塀があって羊が見えるところがあります。

そこも過ぎていくと、赤いポストが見えて、向かいの家には「The Old Post Office」と書かれた可愛い家が。(でも郵便局ではなさそう?)

そこも過ぎていくと、ついに!

Pooh Corner 見つけた!

バス停から、ゆっくり歩いても戻ること9分くらいで、Pooh Cornerに到着しました!

Pooh Corner(プー・コーナー) で冒険の事前準備

こちらが Pooh Corner!

写真中央のドアは出口専用になっていて、写真の左手にカフェがあるのですが、そちらがプー・コーナーに入る入り口になっていました。

ちょっと狭いですが、カフェでくつろいでいるお客さんの横を通って奥に行くと、こんな感じになっていました!

プーさんづくしのキッズスペース

ぬいぐるみ、絵本が置かれたコーナー

まず見えてくるのが、プーさんのぬいぐるみや絵本が置かれたコーナー。上にはたくさんのプーさん時計。子供たちは自由に上がって遊ぶことができます。

自分よりも大きなプーさんのぬいぐるみと遊ぶことってなかなか自宅ではできないから、嬉しいですね!

プーさん美術館

プーさん美術館!

キッズスペースの向かいには、たくさんのプーさんの絵がかけられていました。

原画にとどまらず、子供向けにデフォルメされたバージョンや、私たちがよくディズニーストアで見るプーさんもいました。

世界中で愛されて生き続けているプーさんの、様々な姿が見られる場所でした。

プーさんの博物館『The Pooh’seum(プージアム)』

たくさんのコレクション
作者ゆかりのコーナーも
みんな待ってるよ!

お土産コーナーの奥には、プーさんのグッズを展示している博物館、その名も『The Pooh’seum(プージアム)』が!

こちらは2019年に新設されたコーナーのようです。

中には、たくさんの希少なグッズをはじめ、作者 A. A. Milne ( A. A. ミルン)に関わる展示の数々も。

世界中で愛されている Winnie-the-Pooh を感じることができる場所でした。

トイレまでプーさん!

トイレ美術館!
可愛い原画も
素敵な詩もある

驚くべきは、トイレまでプーさん美術館!

可愛い原画や、立体的なアートや、詩まであって、じっくり見ているとトイレが長くなってしまいます…

ここから先、棒投げ橋まで歩いて行くとしたらかなり長いことトイレに行けなくなってしまうので、お手洗いは必ず行って、このトイレ美術館を楽しんできましょう。

充実のプーさんお土産セレクション

おともだちをゲットしました!

店内には、ポストカードからマグネット、ぬいぐるみまで、お土産セレクションが充実していました。特に、ぬいぐるみの種類は他に類を見ないほどあったと思います。

私たちは、ここで買う意味がある CLASSIC POOH を、まるちゃんたまちゃんそれぞれに一体ずつ買いました。足に「HUNDRED ACRE WOOD」と書かれています。

ちょっと高かったけど、Hartfield の思い出に一生大事にしてくれたら、それだけで意味があることです。

今日はこの子をお供に、これから Pooh Bridge(プーさんの棒投げ橋)まで行ってきます!

Pooh Corner(プー・コーナー)で必ずやるべきこと

トイレに行くこと

ここから先、お手洗いはありません。ここで必ず子どももトイレに行かせるようにしましょう。

棒投げ橋までのマップをゲットすること

Google Map だけに頼らず、地元の人が買いてくれているマップをちゃんとゲットしましょう。目印が買いてあるから、なんとなくその方が分かりやすかったりします。

Pooh Bridge(プーさんの棒投げ橋)へ、いざ出発!

棒投げ橋へ出発前に注意点

まず最初に言っておきたいことがあります。

色々なサイトで紹介されている標準のルートは、小さい子ども連れやベビーカーの人には結構シビアなコースです!

できる限りバリアフリーで行きたい場合、プーコーナーでおすすめされるコース以外のコースもあるので、そちらも検討してみてください。

このサイトでは、①冒険コース、②簡単コース として紹介します。

我が家は、行きは標準の冒険コース、帰りはバリアフリーな簡単コースで帰ってきました。

冒険コース

メリット:棒投げ橋に着くまでに気分が盛り上がる!
デメリット:虫・トゲトゲの植物に注意。狭くてガタガタ道。ゲート多めでベビーカーNG。

簡単コース

メリット:ベビーカーでも楽々棒投げ橋まで到着できる
デメリット:せっかくきたのに盛り上がりに欠ける可能性あり

自分にあったコースで行ってみよう!

冒険コースはこちら

簡単コースはこちら

車で来ている場合はこちらも要チェック!

イギリスはどこでもある話ですが、このエリアも例にもれず車上荒らしが横行しているので、貴重品は車に置かずに必ず持って行くようにしましょう。また、鍵は必ずかけてから車を離れましょう。

Pooh Corner(プー・コーナー)の前に路上駐車が出来ますので、そこに停めてまずは地図をゲット!

棒投げ橋までは、こPoohsticks Bridge Car Park という駐車場に停めて向かいます。 Poohsticks Bridge Car Park は、B2026 Masterfields Road を進んだところに右手に見えてきます。

「Pooh Car Park」から棒投げ橋の方に歩いていく道すがらも、フクロウのお家やプーさんのお家、ピグレットのお家など、楽しませてくれるポイントが盛り沢山!

また、B2026をもっと進みむと Chuck Hatch Road に変わり、その右手に「Piglet’s Car Park」が見えてきます。そこに車を停めて少し歩くと「Memorial to A.A Milne」という場所を目指すと、アッシュフォレストの森という場所に着いて、小高い丘から森を一望することが出来ます。

アッシュフォレストの森を一望できる場所

「Memorial to A.A Milne」は、作者のA・A・ミルンと挿絵を描いたE・H・シェパードの記念碑。目の前にプーさんの世界が広がり、最高の場所です。

Pooh Corner(プー・コーナー)のカフェで癒しのひととき

冒険から帰ってきたら、カフェで疲れを癒しましょう。

往復2時間くらい歩くと、自覚がなくても疲れているもの。プーさんに囲まれて甘いものを食べたり、小腹を満たしたりして、冒険の余韻に浸りましょう。

Pooh Corner のカフェは予約がおすすめ!

テラス席を使用したい場合、また、アフタヌーンティーを楽しみたい場合は、予約をおすすめします。

私たちは時間が読めなかったこともあり予約なしだったので、中の4人掛けの席に通されました。待ち時間はなかったので、予約なしでも大丈夫だと思いますが、絶対にアフタヌーンティーをしたい人や、テラスの席がいい人は要予約です。

ここから帰りのバス停までは、徒歩10分もかからないくらいなので、バス時間に合わせてカフェを出ましょう。

バス停前の公園も、子どもにおすすめスポット!

イギリスのすごいところは、公園がどこも整備されていること!

砂場のクオリティもいいし、遊具も面白そうなものが多いです。

ここ、Hartfieldのバス停前の公園も、バス来るまで時間があったらおすすめポイント。充分に楽しむことができます。

Hartfieldからバスに乗って、 East Grinsteadへ戻ろう

ハートフィールドにバスが来るのは1時間に一本だけ。乗り過ごすと次が来るまで1時間待つことになるので気をつけて!

バスは遅れがちですが、必ず来ます。バス停の小屋の中で待ちましょう。

バスがきたら、手を挙げて「乗るよ」と意思表示をするのがイギリス流。このあたりは一本しかバスがないから必ず泊まってくれるとは思いますが、多数の路線が通っているバス停だと、意思表示しないと止まってくれないこともあります。

帰りのバスはがら空きで、二階の最前列をゲットしましたが…

恐れていたことが起こりました。。っていうかその瞬間を見たのは初めて!

木の枝が道路に飛び出していたのですが、フロントガラスにバーンと当たって、私が座っていたところの前のガラスにヒビが。。。

2階席なので、運転手さんは多分気付いていません。でも、そのあと似たようなところを通る時、減速していたので、もしかして「あ、やっちまったかも。」と思っているかもしれません。

新そうなバスなのに、これ修理代いくらするんだよ〜
そういうところだよイギリス〜!!!

と思いました。色々とサイズ感があってないというか、ざっくりというか。。

ま、これで自動車修理の人の仕事が増え、経済回っていくのかなと思います。

East Grinstead駅からVictoriaへ

バスを降りると、電車の出発までは時間がありましたが、始発なので電車がきたらもう乗ってOKとのことで、余裕で席を確保できました。

帰りも快適にVictoriaまで帰ります。

この記事を書いた人

2022年2月2日、突然夫が海外単身赴任に!!子ども2人+愛犬とのワンオペ生活1年間、無事に切り抜けられるか・・・。頑張りどころの一年をつつみかくさず記録していきます。

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