この記事では、棒投げ橋までのコースを【冒険コース】として紹介しています。
Hartfieldの旅についてはこちら

Pooh Bridge まで【冒険コース】のご紹介
ここでは、Pooh Corner(プーコーナー)でお勧めされる定番のコースをご紹介します。
私は、このコースを「冒険コース」バリアフリーで行けるコースを「簡単コース」と名付けました。なぜならば、このコースは子連れの我々にとってかなりのアドベンチャーだったから!
注意事項:
「冒険コース」を進むときは、長ズボンを履いて行くことをお勧めします。さらにスニーカーだと尚よし!
夏真っ盛りでもひどい虫に刺されることはなかったですが、虫除けもあるといいかも。
あと、ピクニック気分を味わえるので、軽食を持っていくこともおすすめします。
もし事前にちゃんと知っていたら「簡単コース」で行っていたかもしれません…
「冒険コース」で行く場合でも、プーさんが大好きなキッズも不安なく楽しめるように、ルートをしっかりご説明しますね!
簡単コースはこちら

Pooh Corner (プーコーナー)でマップをゲットしたら、冒険の始まり!

こんな、手作り感あふれるマップ。現地の人しかわからない目印も記してあるので、Google Map があるこの時代ですが、これをゲットしてから冒険の旅に出ることを強くお勧めします。
何やら日本語版もあるとのことでしたが、我々はオファーされませんでした。英語に不安がある場合は、聞いてみると良いかも!
冒険コースはこんなルート

スタッフの人がボールペンで教えてくれたルートを進みます。
ざっくり言うと、「プーコーナーから500mほど進むと “Hook Farmhouse” という看板があり、そこを左に曲がるとゲートがあって、その先の小道を道なりに行くとプーさんの棒投げ橋があるよ」って感じ。プーコーナーの人に「ベビーカーが通れない道があるから大変だよ」と言われましたが、ある程度は想像がついていたのでかつげばいいやくらいに思っていて、片道40分くらいと言えども、なんだか簡単そう、とこの時は思っていました…
【冒険コース】Pooh Stick Bridg(プーさんの棒投げ橋)までのすべて
冒険コースはこんな流れ
バスで来た道を戻るように、プーコーナーを背にして右に進みます。プーコーナーの位置からもすでに見えているくらいの距離で、道が二股に分かれているので、ここは右側を進みます。

標識があって、B2110 FOREST ROW 4 EAST GRINSTEAD と書いてあるので、その方向に進みましょう。
ここまで、車道の右側を歩いてくると思うのですが、次第に右側に歩道がなくなってきます。二股に別れた道でB2110を見つけたら、車道の左側にある歩道に移って、歩道を歩きましょう。
結構何度も感じるのですが、イギリスでは、車が走行中に歩行者に対して減速したり、距離を取ったりしてくれません。この歩道は結構狭いので、車と接触しないよう十分に気をつけて!特にお子さんは歩道の内側を歩かせましょう。



道なりに真っ直ぐ進むと、このような看板が見えてきます。歩道からしっかり見えていて、見落とすことはないので大丈夫!

Hook Farmhouse の看板の位置から左を見るとこんな感じ。奥にゲートがあるので、迷うことはありませんでした。

ゲートの前に看板を発見して、子どもたちは走って行きました。ここまでとっても順調です。

Please follow the waymark arrows and use the stiles along the footpath.
(矢印の標識に沿って進み、歩道に備え付けてある「かまち」を使ってください)
stiles = 「かまち」とのこと。でも、かまちって?? 建築用語を調べると、
床の高さが変わるところに横に渡す化粧材、または周囲の枠のこと
ということで、なるほど、この写真↓にある足元の板のことのようです。

ゲート前には注意書きもあるので一瞬「立ち入り禁止…?」と思うのですが、ただの「駐車禁止」の標識でした。PUBLIC FOOTPATH と書いてあるので、入場OKです。右側に人がすり抜けられそうな隙間はありますが、ベビーカーはNG。
早速担ぎましたとも!

ゲートに一度入るとそこは植物が多い茂った道!枝もたくさん落ちているので、ちょうど良いサイズを探しながらす進みます。
しかし、夏真っ盛りということもあって、歩道の近くの植物は伸び放題。入って数分でちょっと戻ろうかなとよぎったくらいです。
でも、こんな道が続くことはないだろうとタカをくくって進み続けましたが、しばらくこんな道が、いえ、もっと伸び放題な道が続くことになります。


覆い茂る植物は、とげがあるものもあるので、触れないように気をつけて進みました。でも一部やっぱり触ってしまって、チクチク痒かった!(でもかぶれたりはしなかったです。)
左側には農地が広がっていたので大丈夫だろうとは思いましたが、人の気配が全くないので、もしかして本物のプーさん(熊)に出会すかもしれないという不安までよぎったほどです。
もちろん虫はいますし、何なら爬虫類にも出くわすかも。私は蛇が苦手です…
若干の不安な気持ちがよぎって、戻ろうか迷いましたが、ここまで来て行かないなんてことはできないなと思い、進むことに。3歳のまるちゃんは、虫に刺されないように抱っこして進みました。

道があっているのか不安になるところもありましたが、ゲートを通ってから10分ほど進んでようやく、最初の標識を発見しました。
道が合っていてほっとしました!
この辺りは開けていましたが、ここにたどり着くまでどこに連れて行かれるのか分からないような山道みたいなところがあって、早く出たかった…
ここから先は視界がひらけると良いなと思いながら前に進みます。

Footpathの右側は茂みに覆われていますが、左手にはこんな素敵な景色。景色に癒されながら進んでいきます。

ゲートの数が多いので、その都度ベビーカーを持ち上げる必要がありました。むむむ、これは本当にベビーカー向きではなかったな…
大人ふたりいるのでなんとかなりますが、地味につらい作業です。

素敵な家が見えることで、ひとまず熊にでくわすことはないかなと安心しました。
整備されているんだかいないんだかよく分からないほど大自然ですが、見知らぬ土地では人の手が加えられていると安心しますね。

スマホの写真が結構光を拾ってくれるので伝わりづらいのですが、実際はこれくらいくらいトンネルのところ結構多かったです!もう、虫も嫌だし熊も出そうだし、早足で走り抜けました。。
本当にこのルートは子ども向きではなかったなと思いました。覚悟と装備があれば話は別ですが、私たちはナメてかかってしまったなと反省です。。

ようやく、この道の終わりが見えてきました!ゲートの先がひらけていて、嬉しかった!
最初のゲートをくぐってからここまで、20分かかっています。20分間が永遠のように感じたので、とっても嬉しかった!
ゲートを越えると、車も通れる道に出ます。この先は?と悩む間もなく、向かいに「↑Pooh Bridge」と書かれた標識と、”かまち” を見つけました。つまり、ここを通っていけということだね?

この草原が本当に素晴らしくて。
このコースを通ってこなかったら、この草原にはこられなかったから、結果よかったのかもしれない!

私たちは、家からおにぎりを持ってきていたので、ここでレジャーシートを広げて食べました。イギリスに来てから、出かけるときにおにぎりを握るのはもはや定番になりつつあります。


おなか一杯になって、子どもたちも元気を取り戻し、元気よく草原を駆け抜けました。気持ちよかったー!

まだまだ草原は続いていました。草原エリアに入ってから10分くらい、草原をひたすら進み続けます。
さっきまでの茂みと違ってとても心地良かったです。
この景色で見ている方向は Five Hundred Acre Wood 方面。

プーさんの“100 Acre Wood(100エーカーの森)” で知られている場所ですが、実際は500エーカーくらいあるということだから驚き!
100エーカーってどれくらい?と思うと思うので、一応、日本人にわかりやすい「東京ドーム何個分?」で表現してみると、8.6個分なんだそうです。500エーカーなら、43個分!
そして更に実際には、Ashdown Forest というところがモデルとなっていることを考えると、実際の広さは
At 2,500ha, Ashdown Forest is the largest area of open access land in the south-east.
https://www.highweald.org/
つまり、2500ha = 6177.635acre = 東京ドーム約495個分 ということになります!すっごい広いことだけはわかりました!

草原エリアに入って10分ほどで、最後のゲートの到着!また車が通れる道に出ました。
民家もあって、ほっと一安心。
道路は二又に分かれていますが、この建物を右手に見ながら正面方向に進みます。右側の道路を進んでしまうと戻ってしまうので、まっすぐ進みましょう。

ついに Pooh Bridge エリアにたどり着きました

舗装された道路を進むと、このような道が見えてきます。右側へ続く道は民家かと思いますが、その脇の小道に、「↑POOH BRIDGE」と書かれています。
ここまで来れば、あとはまっすぐ進むだけ!

まだ小枝を拾えてなかったら、この通り道が最後のチャンス。枝が落ちていないか探しながら進みます。
でも、馬が通る道のようで、所々に馬糞が。踏まないように気をつけながら進んでいきましょう。
こんな可愛い場所もあります



通りの右側にこんな可愛いスポットも見つけました。
Pooh Bridge の近くには他にも、フクロウのお家やプーさんのお家、ピグレットのお家など、隠しスポットがいっぱいあります。探して歩くのも楽しいですね!
Pooh Bridge 到着!

帰りは【簡単コース】もおすすめ
帰り道、また同じ道を戻るのしんどいなーと思ったら、こちらの記事で紹介している「簡単コースで帰るのもおすすめです。バス停まで徒歩約20分。簡単にハートフィールドまで戻ることができます。
バスの時間の確認だけはお忘れなく。
簡単コースはこちら

ハートフィールド行きのバス時間を要確認
こちらは East Grinstead駅 からのバス時間ですが、毎時41分発のバスがHartfieldに到着するのは6分になるので、0分くらいにバス停にいれば大丈夫!余裕を持ってPooh Bridgeを出発しましょう。

ハートフィールドまでの道のりはこちら
ハートフィールドまでの旅行も、これから訪れる人の参考になると思うので、ぜひ読んでみてくださいね。
