ハムステッドヒースは、ロンドン北部にある320ヘクタールもある広大な丘!
よく日本で表現される「東京ドーム○個分」に当てはめてみると、東京ドームが4.7ヘクタールだそうなので、ハムステッドヒースはなんと、
東京ドーム約68個分!!!!
どれだけ広大な丘なのか、なんとなーくおわかりいただけましたでしょうか。
驚くのは、広さのみならずその景色。起伏に富んだ丘陵地に、手付かずの原生林、お話に出てくるようななだらかな原っぱに丈の低い草原、そして18もの池!道は必ずしも整備されてはおらず、人が作った道らしき道のところもあり、足元はところどころもぐらがいるのか穴が開いている!
なんと、想像力を掻き立てられる場所なんだろう・・・!と思いました。
実際に、本当に想像力をかき立てられた著名人も多くて、ドイツの経済学者カール・マルクス、夏目漱石もここでインスピレーションを得ていて、多くの映画の舞台にもなっているということです。
ロンドンの中でも標高が高い丘の上からはロンドンの景色が一望できます。あまりにもロンドンの都市部と様子が違いすぎるこの丘の上でロンドンを眺めていると、ここは本当にロンドンか?と思ってしまうほど。
大都市の中心部にこんな大きな公園があるのは本当にすごいと思います。
まずはマーケットへ
毎週土曜日、10-14時、マーケットが開かれているということで、行ってきました!
Parliament Hill Farmers’ Market
とっても新鮮な野菜・肉・魚・フルーツ・お菓子など、ありとあらゆる食べ物が並べられていました。
私たちはここで、ギリシャ料理のお店でこれをゲット!名前を忘れてしまったけど、ラムです。

これを持って、隣の子どもエリアの公園に入って食べました。
のんびりピクニックを楽しむ家族連ればかりで、長閑な時間。中には、誕生会を楽しんでいるグループも!


土曜日に公園でレジャーシートを敷いて、木下でお誕生会・・・なんて素敵♡
そして小高い丘の上へ
Parliament Hill – パーラメント・ヒル –

ロンドン市街を一望でき、標高98メートルもあると言われているこの丘は、 ハムステッドヒースで1番の絶景ポイント!
ここは本当にロンドンなのだろうか・・・と思うほど、ロンドンのビル群が遠くに見えます。
「Kite Hill (凧揚げの丘)」とも呼ばれているそうで、凧揚げを楽しむ人たちもいました。凧揚げするのは日本だけではないのだなーと知りました。日本ではほとんどお正月しかやらないけど。


ところでヨーロッパの人ってサングラスよくかけていますが、目の色の色素の薄い人は直射日光にあたるところの見え方が違うような。
私も目の色が夫に比べて茶色いのですが、夫よりも眩しく感じることが多いようです。なので、ここではサングラスすると楽〜
さて、丘の上を楽しんでいると、遠くに公園が見えました!子どもたちはそこに行きたいと大はしゃぎなので行くことに。でも、こんな急勾配のけもの道・・・

なんとか子どもたちを説得して、こっちの道を行ってもらうことにしましたが、こちらも結構な坂でした。。
しかし、森林が鬱蒼と繁っていて、本当にここはロンドンなの??と何度も思いました。

ヒースから見えていた公園は結構遠くて、言えるんだけどかなり先です。途中、こんな草原も通りました。
地面に穴がボコボコ開いていて、まるちゃんは二回転びました。モグラが住んでいるのかな?

もはやこの景色はまるで・・・
大草原の小さな家!!
少女が草原を駆け下りてくるシーンがありまして、かなり昔のテレビ番組です。
凄すぎる、ハムステッドヒース。こんな場所が身近にある環境で育ったら、それはそれはおおらかに大らかに育つことでしょう。

公園は打って変わってとても整備されていてきれい。イギリスの子供が遊べる公園(Play Ground)の近くにはちゃんとトイレも併設されていて、ちゃんときれいです。だから安心して遊ばせられます。
そして子どもたちにとっては、こちらの子どもたちと関わることができる唯一のチャンスなので、とっても貴重!そして刺激的!
意外にも、感覚で「あの子に○○って言われた〜」と、わかっているようで、子どもはやっぱり飲み込みが早いです!
学校に行かせられない分、たくさん公園に連れて行ってあげようと思います。