イギリスには何度かきたことがありますが、リヴァプールは初めてでした。
リヴァプールというと、今ではイギリス・プレミアリーグの名門リヴァプールFCでしょうか。
でもやっぱりまずはビートルズ!ビートルズにゆかりがある地が多くて、デビューしたライブハウス、通ったパブ、名曲に登場するストリートやショップなどを辿ることができてしまう街。
ビートルズファンでなくても、ビートルズの曲を聞いたことがある人なら充分に楽しめる街です。
実際に、我が子たちも『オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ』(オブラディ・オブラダ/Ob-La-Di, Ob-La-Da)の曲を知っていて、この曲が1968年だったことにびっくり!私も生まれていない!
今日はそんな街を歩いてみました。
この日、朝起きて、日本から衝撃的なニュースが入ってきました。
選挙活動中の応援にきていた元総理大臣が銃撃されたニュース。
平和な日本でこんなことが起こるなんて、誰が予想できたでしょうか。
あまりにもショックで、Liverpoolの街を歩きながら、平和について考えていました。
アルバート ドック(Royal Albert Dock Liverpool)をお散歩
ホテルから歩いて行ける距離だったので、Albert Dockまで歩いていきました。途中いろいろなものを見ながら。
Old Wall Arch Albert Dock UK

Rebuilt with stone from the original 1855 warehouse by Merseyside County Council 1980
1980年、Merseyside郡の自治体によって、1855年に建てられた倉庫の石で再建されました
川沿いに整備された歩道。ジョギングを楽しんでいる人もいました。
エコー・アリーナ前の観覧車

子どもたち、乗りたがったけど、天気も悪いし今回はいきませんでした。
Albert Dock

このあたりからがAlbert Dock。埠頭にある、ビクトリア朝のレジャー施設です。




家族でお散歩がてら、ゆっくり歩いて眺めるのにちょうどいいサイズ感でした。歴史もあって、カフェも充実している感じ。
テート・リバプール(Tate Liverpool)


私たちが入ったのはこちら、国立の近現代美術館のテート・リバプール。
入場にチケットは要りますが、常設展なら無料で見ることができます。


子連れでじっくり見る暇などありませんでしたが、雰囲気だけは感じることができました。笑
TATEを出てPIER HEAD方面に歩いていきました。
橋を越えたらそこはもう ピア・ヘッド(Pier Head)
The Pilotage Building

The Pilotade Building の建物の前に、たくさんのロックがかかっている!これは一体何!?

まるで日本のおみくじのよう。これはなんだろう?後で調べてみると…
Love locks are a symbol of everlasting love, a sign of an unbreakable bond and a beautifully significant moment you can share with someone.
A Love Lock is a padlock which people attach to a fence or bridge or other permanent structure to signify their love.
These locks can be found all over the world and there are some at Liverpool’s Albert Dock.
Love Lock は永遠の詠の象徴で、壊れることのない絆や、大切な人との美しい時間のをともにする印です。
Love Lockとは、愛を意味し、フェンスや橋など壊れない建造物に取り付ける南京錠のことです。
こういった Love Lock は世界の様々なところで見られますが、リヴァプールのアルバート・ドッグにもあります。
ということでした。私はこれまで結構世界中旅行していますが、初めて見ました。
リバープール博物館(Museum of Liverpool)

白くて綺麗な建物は港にとても映えていました!とってもきれい!
今回、時間もそれほどなくてビートルズにしぼることにしたので、ここの中には入りませんでした。リバプールの歴史を知ることができるらしいけど、子どもにはまだ難しそうなので…
外側の景観を充分に楽しみました!
The Three Graces

ここからは、ピア・ヘッドの三美神と呼ばれる建物のエリアに。3棟の美しいビルが並んでいることからそう呼ばれているそうです。
確かに、その姿は圧巻…!!!



The Beatles ブロンズ像

The Three Graces の前にある広場には、ビートルズのブロンズ像が建ち、ここは観光客に人気の撮影スポットのよう。
私たちが行った日は平日だったので、混まずに撮影できました!
このブロンズ像はビートルズが出演していたライブハウス、キャバーンクラブが2015年に寄贈したもののようで、ブロンズ像前にこのように書かれていました。

Last played in Liverpool at the Empire Theatre on December 5th 1965 but they never really left.
They are synonymous with this city.A tribute on behalf of fans worldwide.
Funded by the Cavarn Club.
Artist: Andy Edwards
December 2015
Bronze
1965年12月5日 リバプールのエンパイアシアターで最後の演奏。
しかし本当の意味で彼らが去ることはない。彼らはこの都市とともにある。
世界中のファンを代表して捧ぐ。
資金提供 by Cavarn Club
アーティスト:Andy Edwards
2015年12月
Bronze
と、書かれています。キャバーンクラブ最後の出演の、1965年12月5日から50周年たったことを記念して建造されたようです。
※キャヴァーン・クラブ(The Cavern Club)は、リヴァプールのマシューストリート10番にあるナイトクラブで、ビートルズが活動していた場所です。
リヴァプール周遊観光バスに乗る
さて、ここからは本格的にリヴァプール市内にビートルズゆかりの地を散策しに行こうということで、観光バスに乗ることにしました。
私たちが乗ったのはこちら。

– 料金表 –
Adult (ages 16 and over) | £12.00 |
Child (between ages of 5-15) | £7.00 |
Concessions (senior and student) | £9.00 |
Family Pass (2 adults, 3 children) | £35.00 |
景色を楽しむために、二階建てのオープンバスにしたのに、子どもたち最前列を好み、ほぼ意味なし…
でも、バスガイドさんがマシンガントークでかなり楽しみました!英語が早くて半分以上わからなかったけど、ものすごい歴史があることだけはわかった。
乗った場所は2番だったのですが、私たちはMathew Streetに一番近い3番ですぐに降りました。
ダービー・スクエア(Derby Square)

降りた場所はDerby Squareという広場前。 Queen Victoria Monumentがあります。
ここの広場には双眼鏡が置いてあって、向こうに見えるリヴァプール市庁舎(Liverpool Town Hall)の時計台に視点が合わされていました。


The Beatles をめぐる旅
マシュー・ストリート(The Mathew Street)


ハードデイズナイトホテルという、ビートルズの熱狂的ファンが喜びそうなホテルの脇に、マシューストリートがありました。
ホテルの外壁には、ミュージシャンの像が飾られていて、他の建物から一線を画しているのが一目で分かりました。
マシューストリートは、昨日ホテルに向かう途中に逆側の入り口からもなぜか撮影していました。この時点で私はマシューストリートがビートルズとゆかりがあるとは知らなかったのですが、なんだかそんな空気を感じ取ったのかも。

キャヴァーン・クラブ(The Cavern Club)
ビートルズがいまだにしっかり人気なのを象徴しているかのように、ここは人がたくさんいました!

私たち、熱狂的ファンではありませんが、こんなところになかなか来れないだろうということで、子どもたちと記念写真撮影をしていると…
観光客の女性が、May I take your picture? とオファーしてくれて、思いがけず家族写真を撮ることができました!

やったー!いい記念になりました!
私たちも、その優しいカップルの写真を撮影しました。こういう時はお互い様でありがたい!
子どもたちは何をやらされているか全くわかっていないので、将来わかるようになったら見せようと思います。
「行ったんだよー!」って、ちょっとはお友だちとの話の種になるでしょう。
ビートルズミュージアム(Liverpool Beatles Museum)

The Mathew Street を Stanley Street 側まで歩いていくと、Liverpool Beatles Museum がありました!
階段多め・狭くてエレベーターなしだけど、ここまできて行かないという手はないと思い、家族で行ってきました。
街の中には、ビートルズを推したお店がいっぱい!少しだけですが、The Beatles と同じ場所で空気を吸えたことが、すごくいい思い出になりました。
子どもたちも将来「ここに行ったんだな」と思ってほしいなー。


ちなみに私はColdplayの『美しき生命(VIVA LA VIDA)』が好きで、仕事にいくときにバスの中で聴いていたりします。時代は違えど同じくイギリスのロックバンドで、少なからずビートルズの影響を受けているはず。
リバプール市内散策
Radio City Tower 方面へ

リバプールのどこからでも目立つ建物の1つとして、この Radio City Towerがあります。
138mあり、St. John’s Beacon とも呼ばれているそうです。ここからは、徒歩で少し散策してみることに。
mind で掘り出し物ゲット!

実はたまちゃん、今朝出発しようと思ったら、カーディガンがないことに気づき。。
昨夜私が荷物整理した時にも見なかったので、これはどこかに忘れてきてしまったようです。仕方がないので、どこかで買おうという話になったのですが、ひょうんなことから入ってみたこの「mind」というお店で良さそうなカーディガンを見つけました。

充分であろう!
買ったものリストはこちら。
- たまちゃんのピンクのカーディガン £3.00
- たまちゃんのオールインワン £2.99
- まるちゃんの麦わら帽子 £ 1.70
クオリティよしで、充分すぎます!
イギリスのセカンドハンドの質の良さを知らなかった私、サイズさえ合えば正規で買う必要はないのでは?と思えるほど大満足でした。
値段がびっくりするほど安いだけじゃなく、まるちゃんもたまちゃんも、宝探し感覚で大満足でした。
リヴァプールでもマクドナルド
ここでもマクドナルドにお世話になりました。どこに行っても安定の美味しさのマクドナルドは、旅行中の子どもたちの食事の保険になっています。
歩き疲れたので、マクドナルドに入ることに、広くて快適で、長居してしまった…




セントジョーンズガーデン(St. Johns Garden)方面へ

再びバスに乗るためにセントジョーンズガーデンを通り、世界博物館(World Museum )前のバス停へ向かいました。景色を見ながら歩いて行ったけど、石畳がベビーカーの車輪を取るので進みづらかった…
まるちゃんは眠くなっちゃって寝てしまったので、途中の階段は担がざるを得なくて大変でした。
予定では、博物館に4番バス乗り場があるので、バスに乗り一周してホテルに戻る…という計画だったのですが、待てど暮らせどバスがこない。。

嫌な予感がして調べると、なんと、シーズンでもない平日の今日、バスは16時で終了していました!
公園の逆側にたどり着いたあたりで16時だったのですが、その時に通り過ぎたバスが最後だったみたいです…
荷物を取りに行かなければいけないけれど、寝てしまったまるちゃんをベビーカーに乗せて歩き回ると時間がかかるので、ここは別行動をすることに。
パパはホテルに戻り荷物を受け取る係、ママは先に駅に行って発券する係、ということになりました。
本当だったらやりたかったアクティビティはこれ↓
Angel Wings


ホテルの近くにあるから最後にしようと思っていたら、まさかの事態で行けませんでした。
でも、こういうのって世界中いろいろなところにあるので、また見つけたらやろうかなと思います。
LiverpoolからLondonに戻る
ライムストリート駅(Liverpool Lime Street Station)

パパとライムストリート駅前で別れ、私たちは駅の中へ。発券をしようと思ったけど、クレジットカードが必要だったようでやはりパパがいないとダメでした。でも、発券自体は発券機ですぐにできそう!分かりやすかった。

パパは急いで荷物を受け取りに行ってくれたようで、予定よりも早く戻れそうでした。予定していた電車も乗れそうだなーと、余裕でパパと携帯で連絡していたときのこと。
パパが送ってくれたスクリーンショットを見て、んん??

キャンセルって書いてある??
ま、まさかの、今回の旅程全部キャンセル〜!?
もう、笑っちゃいました。笑笑
振替の電車に飛び乗る
案内された振替の電車は、 17:07にLiverpool発。「Crewe」という街で乗り換えするというものでした。
予定よりも40分早く出発でしたが、ひとまずバタバタ、電車に乗り込むことに。
旅程はこんな感じ。
17:07 Liverpool – 17:52 Crewe
18:02 Crewe – 20:36 London Euston
予定よりも早く出るのに、予定よりも30分以上遅い到着になってしまいました。
Creweまでの電車の中はほぼ記憶になく…そして、到着してからがかなり大変でした。なんと、出発1分前くらいに「プラットフォームが変わりました」という案内が。しかもそこにいくために備え付けられているはずの、のぼりのリフトが壊れていて、荷物がある人は長い階段を担がなければいけない…
どんな罰ゲームなんだかわからない状態でしたが、ひとまずそれに従って行くしかないので、指示されたプラットフォームに向かいました。パパはベビーカーをまるちゃんが乗った状態で担いでいました。火事場の馬鹿力でした。
2番のホームには電車が来ていて、ひとまずそれに乗り込みました。なんとか向かい合わせのファミリー席に場所を確保!


19:10発だった便は、結局かなり遅れて出発しました。ホームが変わったことで乗り換えなければいけないお客さん全てを待ったのかな??あれは本当に焦る出来事です。。。
そしてこの後、途中の駅で私たちが座っていいた席を予約しているというお客さんが現れて、席を転々としなければならず。。私たちだって選べるなら予約したかったよー!と思いながら移動しました。
最後まで大変な旅行だった…

London Euston 到着!
21:00 にようやくLondonに到着しました!
疲れた…なんとか無事に帰ってこれた….!!!
まさか全部キャンセルって、ある意味持ってるな〜という感じではありますが、いい経験になりました!
ロンドンで電車がキャンセルになっても、結果なんとかなる
ということがわかった旅行でした(いやできればキャンセルになってほしくはないのだけれども)
キャンセルになった電車の後日談の話はまた今度。
思い出深い、二泊三日の旅行でした。
