Kew Gardens(キューガーデン)に行ってきました

目次

Kew Gardens(キューガーデン)ってなに?

ロンドンの西側にある綺麗な植物園という認識だったのですが、これだけどこにでも公園やら庭園があるロンドンで、なぜここは有料なんだろう?と不思議に思い、調べてみました。

キュー・ガーデンズ (Kew Gardens) は、イギリスの首都ロンドン南西部のキューにある王立植物園。1759年に宮殿併設の庭園として始まり、今では世界で最も有名な植物園として膨大な資料を有している。2021年11月23日の時点で、アフリカ・熱帯アジア・オーストラリアといった地域のものを中心に世界中で採取された種子植物の標本700万点・菌類および地衣類の標本125万点を所蔵しており、標本は Index Herbariorum で割り当てられたコード K という形で文献に引用される。2003年にユネスコ世界遺産に登録された。新種の発見などに貢献している。

Wikipedia

なるほど、宮殿併設の庭園として始まったけども研究施設のような側面もあるから、有料にして保存すると共に研究費にも当てているのかな?と思いました。

これは、一度は訪れる価値がありそうです!

Kew Gardens駅に到着

駅のホームの景色
駅併設のカフェ

ロンドンの中心地からアッパーグラウンドの電車に乗ること約1時間、KEW GARDENS駅に到着しました。

駅を背にして右手に本屋さんがあります
この目の前の通りをまっすぐ行きます

駅前はとっても静かで綺麗で、ちょっとしたお店もあっていい感じでした。

私、およそ20年前に多分ここきたことあるな…でも、誰ときたのか、いつきたのかも全く覚えておらず。でもこの駅前の本屋さんの景色が何となく懐かしかったのです。思い出に写真を撮りました。

駅前の通りをまっすぐ歩いて行くと、程なくしてKEW GARDENS(キューガーデン)に到着します。

Kew Gardens(キューガーデン)到着

いかにも王立という感じ
Kewエリアのマップ

今回訪れるのは、マップの右下のグリーンのエリア、①Kew Gardens(キューガーデン)の敷地内ですが、②となっているところは The National Archives といって1000年以上もの歴史があるパレスなんだとか。

敷地が広すぎて今日はそこまで行けなそう。というか、Kew Gardens 内も全部回れるのか…というくらい広いです。

サンドイッチ美味しかった
バニラとマンゴーアイス

到着してまずはランチタイムとなりました。お家からうちからにぎってきていたおにぎりと、サンドイッチ。サンドイッチは、右のサーモンのベーグルが£6.5したのですが、日本円にすると1000円くらいになってしまいます。

日本の家の近くのパン屋さんで、同じようなサーモンクリームチーズサンドが500円くらいで「高いな〜」と思って毎回買えなかったのですが、これを見てから思い出すと、なんと安かったことか…

もっとたくさん買って食べておけばよかった。しかも日本の方がおいしいです。

このサーモンクリームチーズのベーグルは、たまちゃんがぺろりと食べました。日本に帰ったらそのパン屋さんのサーモンクリームチーズを買いに行こうね!

そしてデザートには定番のアイスクリーム。なぜかまるちゃんのは山盛り。手作りの味がして美味しいアイスでした。

見所① Palm Houseが見える水辺

池の周りには鳥がたくさん
こんなに近くまで来てくれます

キューガーデン内はとっても穏やかな場所で、鳥が自由に歩き回っています。(ふんもいっぱい落ちているから気をつけて!)

よくみるこの大きい子は「カナダ雁(がん)」という鳥のようで、北アメリカの方からきているんだって!イギリスですごくよく見る!

お散歩にはとても気持ちが良い場所で、人々は思い思いの場所でレジャーシートを引いてランチをしたり、ピクニックバスケットにグラスまで持ってきて豪華なピクニックをしたり、ベンチで寛いだりしていました。

私たちは、ここから10分ほどの距離にある目的地まで急ぎます。子どもエリアまで行きます!

見所② 子どものための「Children’s Garden」へ

2歳から12歳までの子どものためのガーデンが、チルドレンズガーデンです。

「Children’s Garden」は事前予約が必須!

子どものためのエリアは予約制
植物に囲まれたエントランス

今の時期だからなのか、人数制限をしているので、キューガーデンを訪れる時はキッズガーデンの事前予約が必須です。

我が家は15:15からの回を予約したので、時間前に列に並んで、時間ぴったりに入りました。

キューガーデンのキッズエリアは予約制で1時間交代です。

それまで涼しい気温だったのに、急に青空になりました。ヒースロー空港が近いからか空にはたくさんの飛行機が見えて、飛行機好きにはキューガーデンはたまらないスポットかもしれません。

Earth Garden

Earth Garden
滑り台につながる階段
大きな砂場

Earth Gardenのメインは滑り台と大きな砂場!滑り台は筒状で3つあるのですが、どれも滑りが良くて楽しそうでした。

滑り台を怖がるまるちゃんも、今日はなんとか滑れてよかった!

Sun Garden

Sun Garden
こんなベンチもある!

ここには特にアトラクションがなく、子どもたちに撮っては通り道でしたが、大人にとっては休憩できるベンチがある素敵なエリアでした。ここから、water gardenエリアも眺められるし、Pine Tree wildernessというアスレチックエリアも眺められます。

まるちゃんとたまちゃんは、ほとんどその2エリアで過ごしました。

Pine Tree wilderness

大きなアスレチック!
たまちゃん果敢に挑戦
まるちゃんも頑張ります

ここはこのキッズガーデンで一番楽しそうなエリアでした。

まるちゃんたまちゃんも、楽しくアスレチックにチャレンジ!現地の子どもと混じってたくさん体を動かしました。

Water garden

水があまり出てなかった…

水が浴びれそうな場所もあったのですが、ここはあまり水が出ておらず… 汲み上げるポンプのようなものもあって、面白そうでしたが残念!

Air garden

時間がなくてそちら方面まで行けなかった!どんな遊び場があったのか、またはなかったのか?1時間あっという間で、最後に滑り台をギリギリまで楽しんでから終わりました!

見所③ Kew Palace(キュー宮殿)

オレンジ色の小さな宮殿

キューガーデンズの敷地内に、英国王室最小といわれる宮殿「キューパレス」があります。本当に可愛らしい宮殿でしたが、16時までで、キッズガーデンで遊びすぎた我々は入れませんでした…残念!

見所④ Pagoda tree

レンガを巻き込んでいる!

松っぽい針葉樹です。建物を巻き込んでいて、まるで岩手県の石割桜のよう。樹齢250年以上になるそうで、かつては15mほどもあったそう。

1930年代の嵐で幹が落ちてしまったことは知られているけど、なぜこのような状態になったのかは未知のままなのだそう。

樹齢250年でもしっかり青々とした葉っぱが茂っていて、生命の強さを感じました!

見所⑤ Chestnut-leaved oak


とっても大きな木!

写真だと少しわかりづらいかと思うのですが、下にいる人の大きさを見るとこの木がどれだけ大きいのかわかると思います。

この木は1846年に種から、植えられてこんなに大きくなりました。ということは、こちらも樹齢176歳とご長寿!

Chestnut-leaved oak とは、栗に葉っぱが似ているオークの木なんだそうです。この木もとっても目立っていました。

見所⑥ The Hive

夜になるとLEDで球体にライトアップされるよう
中に入って上を見上げるとこんな感じ

こんな現代アート作品もありました!「The Hive」という名前のこれは、現代アーティストによる作品のようです。

科学的研究からアイデアを得て、蜂の秘密の世界を体験できる建造物とのことで、五感で楽しめるアート作品でした!

古くからあるものと、新しいものの融合が見られるのがロンドンの面白いところだなーとつくづく思います。

見所⑦ The Palm House

The Palm Haouse
二階にも上がれます

この建物は、多分キューガーデンで一番有名かなと思います。見所の7番になってしまったけど、実は①番に持ってくるべきスポットですね。

中は暑くて、熱帯雨林の植物が中心に植えられている印象でした。

螺旋階段で上からも楽しむことができます。

食べられちゃいそうなほど大きい!
たまにシャワーが出てきます
熱帯のお花も発見!

中の様子はジャングル!普段なかなか見られない植物に出会うことができます。でも、ちょっと暑めなので長いはできず…

子どもたちはミストの中にわざと入ってビシャビシャになっていました。笑

見所⑧ Rose Garden

The Palm Houseの近くには、イギリスらしくたくさんのバラが植えられたローズガーデンがあります。まるで美女と野獣の世界でした。

キューガーデン創立250周年を記念し、2009年にパームハウスの裏に「ローズガーデン」が造られたそうです。

薔薇を楽しめるのは、5月中旬から9月頃で、ピークは6月頃とのこと。ちょっと時期を外してしまって、大輪のバラというわけでもなかったですが、それでもとても綺麗でした。

日本から贈られた桜の木も近くに発見しました。

見所⑨ The Temperature House

薄くしい外観
中も綺麗!

The Palm House より少し奥に行くと、Temperature Houseという似たような建物があります。こちらのほうがお花がたくさんで見飽きなかった!

ひっそりと咲く花もまた綺麗でした。

美しいハウスの中でのお花はまた綺麗で、ゆっくり歩くのも楽しかった〜

種類なども特に気にせず、気になった花を写真を撮って歩きました。

見たこともない大きな植物
オクタゴンハウス
ここでも螺旋階段がありました

まるちゃんたまちゃんも、植物を眺めるのを楽しんでいる様子。二階へ上がる螺旋階段も楽しんで登っていました。

見所⑩ アートイベント #KewFood

今回訪れたときは、こんなイベントをやっていました。

「食べ物の未来をアートで考えてみよう!」というイベントでしたー!

Kew Garden内を歩くだけでも、もう冒険

Kew Garden内が本当に広いので、メインのところをちょっと外れただけでも森に迷い込んだような景色。ガーデン内とは思えない雰囲気です。

まるたまちゃん、遠くの方でなにをしていたのかな?と思ったら、ママにこんなお花のギフトボックスを作ってくれました!

ママ、いつもありがとう!

落ち葉と落ちていた花だけで作ったブーケです。ありがとう〜!

帰宅してからこの花たちは、ハーバリウムごっこで使いました。

全て回った頃には19時近くになってしまったので、帰ることにしました。…ちなみに、やっぱり広すぎて全部回れませんでした!

スタバのコーヒーをゲットして帰路につきました

白いスタバ

キューガーデン駅前のスタバはなぜか白い!ここでラテをゲットして帰りの電車に乗り込みました。実は、それだけを楽しみにキューガーデン内を歩き回りました!

まるちゃんが膝の上に抱っこをせがんできたので、全然ゆっくりできませんでしたが、それでもやっぱりオーバーグラウンドは地下鉄よりも快適でした。

今日もとっても楽しい1日でした。

この記事を書いた人

2022年2月2日、突然夫が海外単身赴任に!!子ども2人+愛犬とのワンオペ生活1年間、無事に切り抜けられるか・・・。頑張りどころの一年をつつみかくさず記録していきます。

目次