ここでは自分の勉強の復習もかねて、何回かにわたって、Pythonの使い方をまとめていきます(全部で何回分になるかは不明)。紹介するPythonは、Python3(2ではない)。また、OSは、macです。また、jupyter notebookを使っていきます。
Contents
様々な計算をPythonでやってみる
記号について
Python上で四則の計算を行う場合には、次の記号を使います。
算数・数学上の表記 | Pythonでの記号 | |
加算 | + | + |
減算 | ー | - |
乗算 | x | * (アスタリスク) |
除算 | ÷ | / (スラッシュ) |
他にも次のような記号があります。
余を求める | % |
商を整数で求める | // |
べき乗を求める | ** |
数字を使って計算してみよう
いろいろな計算をしてみましょう。
「In」で命令された計算に対して、「Out」で計算結果が表示されていることがわかります。
7を3で割った場合、商は2、余りは1、
4を2で割った場合は、商は2、余りは0
になりますが、それらも次のように求めることができます。
変数を使って計算してみよう
ここでは、変数「a」と変数「b」を使って計算してみましょう。
まず、aとbに、それぞれ5と3を代入して、計算します。
変数名を設定する上での注意点
変数名に使える文字について
変数名に使える文字は、
・大小英文字(A, B, C, a, b, c)
・数字 (1, 2, 3, 4)
・アンダースコア ( _ )
です。
「a1」,「a_1」, 「A_2」, 「b_3」など文字を組み合わせてた文字列を変数として定義できます。ただし、数字を先頭にした文字列は、変数として使用できないので注意が必要です。(「1a」「2A」「3b」など使えません。)
変数名に使用できない文字について
Pythonで既に予約されている以下のような文字列は、変数名として使用することはできません。
A, a | as, and, assert | N, n | None, not |
B, b | break | O, o | or |
C, c | class, continue | P, p | pass, print |
D, d | def, del | Q, q | |
E, e | elif, else, except, exec | R, r | raise, return |
F, f | False, finally, for, from | S, s | |
G, g | global | T, t | True, try |
H, h | U, u | ||
I, i | if, in, is, import | V, v | |
J, j | W, w | while, with | |
K, k | X, x | ||
L, l | lambda | Y, y | yield |
M, m | Z, z |
変数の定義方法
変数を定義する上でのルールは以下の通り。
左辺:定義される変数の文字列
右辺:変数を定義する値 または 変数を定義する計算式
変数の更新
1度定義された変数は、改めて定義して更新されると、それ以後は更新された値で計算が行われます。
まず、右辺に値を入れることで、変数を定義・更新します。
上の例では、最初にdという変数に、「6」の値が定義されたので、「d+1」の計算は、「6+1」となるため、「7」が返されています。次に、dという変数に、「1」の値が再定義されると、「d+1」の計算結果は「1+1」の計算になるため、、先ほどの「7」ではなく、「2」が返ってきます。
次に、右辺に「式」を入れることで、変数を更新します。
上の例では、dという変数に対し、「2 + 2」という右辺の式により、「d =4」と更新されたため、「d + 1」の計算は、「4 + 1」となるため、「5」が返されています。
次に、「d + 2」という右辺の式が入っています。この場合のdは、直前で定義された、「d = 4」で計算されるため、「d + 2」は、「4 + 2」となり、右辺の式によって得られる値は、「6」です。つまり、「d = 6」と更新されました。したがって、「d + 1」の計算は、「6 + 1」となるため、「7」が返されています。
おわりに
今回は、数や変数を使った計算を行いました。
また、変数は、値や式により定義することができることを確認しました。